ことばを覚える楽しさ、ページをめくるワクワク、
自分の感じたことを、絵や言葉で表現したくなる気持ち。
子どもたちの感性や想像力を豊かに育ててくれるのが、絵本とアートの世界です。
今回は、絵本をたっぷり楽しめる図書館や、子ども向け展示がある美術館など、
「ことば」と「感じる力」を育てる知育スポットを集めました。
親子でゆったり過ごせる、静かなひとときをどうぞ。

1. 国立国会図書館 国際子ども図書館(東京都台東区)
- 概要:上野恩賜公園内にある「国際子ども図書館」は、児童書を専門に扱う国立図書館で、絵本好きな親子にとってまさに理想的な場所です。明治時代の趣を残す美しい建築も魅力のひとつで、入館した瞬間から静かで落ち着いた時間が流れます。館内には、子ども自身が自由に本を選べる「子どものへや」や、世界各国の本を集めた「世界を知るへや」があり、多様な文化や言葉に自然と触れられるのも大きな特長です。また、企画展やワークショップも随時開催されており、知的好奇心を刺激しながら、家族で学びと発見のひとときを楽しめます。
- 対象年齢・家族構成に合うか:乳幼児から小学生まで。親子での来館に最適です。
- 料金:無料
- 場所:東京都台東区上野公園12-49
- アクセス:JR「上野駅」公園口から徒歩約10分
- ベビーカー/オムツ替え可否など設備情報:ベビーカー入館可、授乳室・オムツ替えスペースあり
- 公式サイト・予約URL:https://www.kodomo.go.jp/
2. 魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)(東京都江戸川区)
- 概要:「魔女の宅急便」の作者として知られる角野栄子さんの世界観がそのまま体験できる、夢のような児童文学館です。建物全体がまるで絵本の中に入り込んだような設計になっており、色とりどりの装飾やユニークな形状の部屋が、子どもたちの想像力をかき立てます。プロジェクションマッピングによる演出や、仕掛け絵本のような空間演出、そして約1万冊の児童書がそろったライブラリーなど、五感で楽しめるコンテンツが満載です。日常とは異なる「魔法の世界」を親子で一緒に探検しながら、読書の楽しさと物語の奥深さを感じられます。
- 対象年齢・家族構成に合うか:3歳以上の子どもと保護者向け
- 料金:一般700円、子ども(4歳〜中学生)300円
- 場所:東京都江戸川区南葛西7-3-1 なぎさ公園内
- アクセス:「葛西駅」または「葛西臨海公園駅」からバスで約10分、「魔法の文学館入口」下車
- ベビーカー/オムツ替え可否など設備情報:ベビーカー入館可、授乳室・オムツ替えスペースあり
- 公式サイト・予約URL:https://kikismuseum.jp/
3. 東京子ども図書館(東京都中野区)
- 概要:民間で運営されている小さな図書館ながら、子どもたちへの読み聞かせや本との出会いを大切にしている施設です。約8,000冊の絵本や児童文学が並ぶ館内は、温かく家庭的な雰囲気に包まれており、まるで自分の家のリビングのように安心して過ごすことができます。読み聞かせのイベントや、わらべうたの会なども定期的に開催されていて、親子の心をつなぐ時間が自然と生まれます。大型の施設にはない、人と人の関わりが感じられる丁寧な時間を味わいたい方におすすめです。
- 対象年齢・家族構成に合うか:乳幼児から小学生まで。親子での利用に適しています。
- 料金:無料(貸出には年間利用登録料1,000円)
- 場所:東京都中野区江原町1-19-10
- アクセス:都営地下鉄大江戸線「新江古田駅」から徒歩約10分
- ベビーカー/オムツ替え可否など設備情報:ベビーカー入館可、オムツ替えスペースあり
- 公式サイト・予約URL:https://www.tcl.or.jp/
4. PLAY! MUSEUM(東京都立川市)
- 概要:アートと遊びを融合させた新しいタイプのミュージアムで、子どもも大人も感性を刺激される空間です。展示内容は絵本作家をテーマにした展覧会が中心で、絵本の世界を全身で味わえる仕掛けがたっぷり。併設された「PLAY! PARK」では、大きな遊具や工作体験、読み聞かせコーナーなど、子どもが自由に身体と頭を使って学べる工夫が随所にあります。美術館というと「静かに見るだけ」のイメージがありますが、ここでは「感じて動いて楽しむ」体験を通して、創造力と好奇心が育まれます。
- 対象年齢・家族構成に合うか:乳幼児から小学生まで。親子での来館に最適です。
- 料金:大人1,500円、子ども(3歳〜小学生)1,000円
- 場所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F
- アクセス:JR「立川駅」から徒歩約8分
- ベビーカー/オムツ替え可否など設備情報:ベビーカー入館可、授乳室・オムツ替えスペースあり
- 公式サイト・予約URL:https://play2020.jp/
5. 板橋区立中央図書館・いたばしボローニャ絵本館(東京都板橋区)
- 概要:板橋区立中央図書館に併設された「いたばしボローニャ絵本館」は、世界100カ国以上、約70言語の絵本を所蔵しているユニークな施設です。異文化に自然と触れられる環境で、国や言葉が違っても「絵本を楽しむ心」は共通であることを親子で実感できます。靴を脱いでくつろげる「おはなしの部屋」や、自由に本を広げられるスペースがあり、小さな子どもでも安心して本の世界に没頭できます。絵本の多言語性や多様性を肌で感じることができる、貴重な場所です。
- 対象年齢・家族構成に合うか:乳幼児から小学生まで。親子での利用に適しています。
- 料金:無料
- 場所:東京都板橋区常盤台4-3-1(板橋区平和公園内)
- アクセス:東武東上線「上板橋駅」から徒歩約7分
- ベビーカー/オムツ替え可否など設備情報:ベビーカー入館可、授乳室・オムツ替えスペースあり
- 公式サイト・予約URL:https://www.city.itabashi.tokyo.jp/library/bologna/index.html
本やアートに触れるひとときは、子どもの心をそっと育ててくれる時間。
親子でお気に入りの1冊や、心に残るアート体験を探しに出かけてみませんか?
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